台南市長選、民進党の黄偉哲氏が再選確定
台南市長選で再選を目指す、現職の与党・民進党の黄偉哲・市長は26日午後7時、選挙総本部前のステージに上がって勝利宣言をし、行政院(=内閣)の蘇貞昌・院長(=首相)から贈られた祝賀の扁額を受け取りました。黄偉哲・市長は、選挙が終わり、今後は市政の推進を一層頑張ると語っています。
台南市長選で立候補した、野党‧国民党の謝龍介氏は敗北を宣言すると、黄偉哲・市長もただちに、選挙総本部前のステージに上がり、スタッフを率いでお辞儀をし、中央政府や選挙事務所のスタッフ、民進党党本部、市民たちからの支持に、感謝の気持ちを伝え、蘇貞昌・院長から、「高い得票数で当選」を意味する「高票当選」という祝賀の扁額を受け取りました。
黄偉哲・市長は、ほかの四人の候補者の政見を重要な参考とし、政策を進めていく。今選挙もう終わり、市政を引き続き推進して、より良い成果を出したい。これから、台南には全国運動会や台湾ランタンフェスティバルを開催する予定、また台南400年記念を迎えることもあり、将来の大規模な建設には中央政府からの支援が必要だと話しています。
選挙キャンペーンで、ライバルの謝龍介氏に追いかけられたこともあります。これに対して、黄偉哲・市長は、計画は変化に追いつかない。計画通りにしっかりと物事を進めていく。市民たちはみんな、成果を待っている。、よりいい台南を建設するという施政方向が変わらないが、自分を60点と評価し、今後はさらに検討を重ね、もっと頑張りたいと話しています。
(編集:許芳瑋/王淑卿)
ソース:RTI
編集:許 芳瑋
2022統一地方選/蔣萬安氏が勝利宣言 最年少の台北市長が誕生
台北市長選に立候補している最大野党・国民党の蔣萬安氏は26日夜に当選確実となり、台北市に史上最年少の市長が誕生する見通しとなりました。蔣氏は午後8時におよそ1000人にのぼる支持者の前で、「我們做到了(我々はやったぞ)」と高らかに勝利を宣言。蔣氏は対立候補の黃珊珊氏、陳時中氏に敬意と感謝を示すとともに、台北市は将来、政党に関わらず、さらに謙虚で懸命に努力し、才能のある人を採用し、より良い街づくりをしていくと述べました。
台北市長選に立候補している国民党の蔣萬安氏は26日夜、選対本部前のステージに立ち、およそ1000人の支持者と共に開票速報を見守りました。対立候補の陳時中氏と黃珊珊氏が相次いで敗北宣言をする中、蔣氏は会場後方から支持者の中を通り登壇し、勝利宣言を行いました。熱気に包まれる会場では、絶え間なく国旗が振られ、「市長好」という新市長への挨拶が飛び交いました。
蔣氏は高らかに「我們做到了(我々はやったぞ)」と声を上げ、この瞬間は彼1人の個人的勝利だけでなく、台北市民が神聖な1票で善に勝利をもたらし、誠実なものが嘘に、民主主義がブラックボックスに、光が闇に勝った瞬間だと述べました。
蔣氏は対立候補で無所属の黃珊珊氏、与党・民進党の陳時中氏に対し、「非常に尊敬できる相手だ」と最高の敬意を表し、選挙期間中の彼らのアドバイスや民主的な態度に謝意を示しました。蔣氏はまた、彼に投票し4年間の市政を託してくれた市民のほか、投票しなかった市民にも、さらに謙虚に努力するよう彼を駆り立ててくれたと感謝を示しました。
蔣氏は、台北市は彼の故郷であり、愛され、感動させてくれる魅力にあふれた都市でもあり、彼が台北市に持つビジョンを実現することを待ちきれないと述べました。蔣氏はまた才能のある人材を採用し、堅実で強大なチームを組織し、誠実で効率の良いサービスを提供する市政府をつくり、政党に関わらず、より良い街づくりをしていくと表明しています。
蒋万安氏の談話
『市政の推進は効率、実績が必要だが、それだけでなく人間味も必要だ。私は市民のみなさんとの約束を守り、自分が打ち出した政策を実行し、台北の潜在能力を発揮すると共に、台北が持つパワーを世界に見せつけます。いいですね?』
蔣氏はさらに選挙運動チーム、議員、ボランティアおよび、選挙期間中にアドバイスやサポートをしてくれた人たちに感謝を述べました。最後に家族をステージに上げ、その場で勝利を祝いました。ふたたび蔣氏は市民に感謝を示し、台北市は無限の可能性を秘めており、絶え間なく進歩していくと述べました。
(編集:本村大資/王淑卿)
ソース:RTI
編集:本村 大資
2022統一地方選/盧秀燕氏が台中市長続投成功、「ママ市長」の手腕が奏功
最大野党・国民党所属の盧秀燕氏が台中市長の続投に成功しました。盧秀燕氏は前回の市長選に参戦したときから「ママ市長」をアピールし、社会福祉と教育政策に力を入れてきました。学識者の間では、台中は“(台湾の)スイング・ステート”と呼ばれており、選挙結果から見ると、盧秀燕氏はイメージ戦略において成功ともいえるとしています。
盧秀燕氏は、前回の台中市長選挙に参戦したときから「ママ市長」とアピールしており、大気汚染対策や、経済政策に力を入れ、台中市政を引き継いでから、選挙公約であった、高齢者の健康保険料補助を実現しただけでなく、各種教育分野や社会福祉政策の強化、公的な託児施設を増やすなど、高齢者や子供のサポートをアピールし、若い世代の負担を軽減しています。
盧秀燕氏はメディアの取材を受けた際、市長就任後、「始められないものをはじめ、完成できないものを完成させる」と言うスタイルを堅持しており、数々の重要な建設を推進し、メディアの各項目での評価成績は全て1位だ。大型プロジェクトはママ市長、女性でもできると強調しました。
台湾の私立東海大學政治系の張峻豪・教授はインタビューを受けた際、台中市は多くの人から“(台湾の)スイング・ステート”と呼ばれている。2014年、2018年の台中市長選挙を見てみると、台中の中間層の力が非常に強く、選挙戦の過程において、いかにして有権者から嫌われないようにするかが重要である。選挙結果を見るに、盧秀燕氏のイメージ戦略は成功であると言えるとの見方を示しました。
(編集:中野理絵/王淑卿)
ソース:RTI
編集:中野理繪
新北市長選、与党・民進党の林佳龍・候補が敗北認める
26日に行われる統一地方選挙における新北市長選で、与党・民進党の林佳龍・候補は26日午後、敗北を宣言しました。林佳龍・候補は、今回の選挙への挑戦が成功しなかった。すでに、現職の野党・国民党候補、侯友宜氏に電話し、その再選を祝賀し、これからの4年間、新北市民をよく見守ろうと呼びかけていると共に、新北市や首都圏の発展に協力したい意向も表明しました
林佳龍・候補は、自分を支えてきたキャンペーンチームと支持者に感謝の気持ちを伝えています。林佳龍・候補は、敗北について、今回の選挙に対する関心が比較的薄く、与党の支持者が全員投票に行ったのではなく、新北市の投票率が史上最低となったと分析、今回の選挙は、民進党にとっては警鐘と言える。民進党はもっと謙虚に国民の意見に耳を傾ける必要である。民進党はもう一度やり直す前に、深く反省し、検討しなければならないと述べました。
(編集:許芳瑋/王淑卿)
ソース:RTI
編集:許 芳瑋
基隆市は謝國樑氏が勝利宣言、8年ぶりに国民党が制す
台湾の統一地方選挙、基隆市は最大野党・国民党の謝國樑・候補が勝利宣言。8年ぶりに国民党の候補が当選確実となっています。謝・候補は与党・民進党からの金星国際公司のマネーロンダリング疑惑を巡って対決。ライバルの民進党の蔡適應・候補は反社会勢力と関わり、切り崩しを試みたことが、ラクダの背骨を折る藁となりました。
謝國樑・候補の選挙事務所の林昱志・副総幹事は、謝・候補は台湾の国会議員にあたる立法委員を3期務め、その後ブランクはあったものの、3代にわたり基隆の政財界、教育界に関わっており、その名声は深く根付いていると述べました。
林氏はまた、謝・候補は若者の彼に対する認知度が高くないことを知っており、出馬後の早い段階から選挙運動を本格化させ、愛のある父親像のイメージを打ち出した。基隆科学園区や無料の若者向け電動バイク、育児手当、テーマパーク建設などの公約で若者、保護者に認められた。新風を吹き込み、現地の問題点に直撃した。比べて民進党の候補者、蔡適應氏の政策は大多数が前市長の林右昌氏のものを引き継いでおり、中間層の期待とは大きな隔たりがあったと述べました。
外部の状況について、謝國樑・候補の選挙事務所選対事務所のスポークスマンである、余治明氏は「民進党は謝・候補に対し、特に金星国際公司の疑惑に関して激しい攻撃を行い、謝・候補にマネーロンダリングのレッテルまで貼り付けた」と指摘。謝國樑氏は疑惑に直面しても、最初に証拠を提示せず、相手に追及する機会を与えなかった。すべての証拠が揃ってから最前線で自ら説明し、中傷に対する訴訟を起こし、無実を証明したと述べました。
余氏は、謝・候補が正面から対決したのに比べ、蔡・候補は外部の疑念と反社会勢力との関わりに対する疑念が雪だるま式に大きくなったほか、質疑でも交わす、切り返すなどの答弁が多く、中間層に不信感を抱かせることになり、2人のギャップはさらに大きくなったと述べました。
(編集:本村大資/王淑卿)
ソース:RTI
編集:本村 大資
民進党が県・市長選で大敗、蔡英文・総統が民進党首を辞任
与党・民進党は26日に行われる、統一地方選挙で大敗し、北部台湾の県と市ですべて敗北を喫し、桃園市、新竹市、基隆市で再選を果たせなかったほか、台北市でも最大野党・国民党に負けました。
民進党中央は開票の結果がほぼ確定したことを受け、26日夜9時10分に記者会見を開き、民進党の党首である主席を兼務する蔡英文・総統は、選挙での敗北の責任をとって党首を辞任すると発表しました。
ソース:RTI
編集:王淑卿
苗栗県長選、無所属の鍾東錦・候補が勝利宣言
台湾で26日、統一地方選挙の投票が行われ、5人が立候補した台湾北西部・苗栗県長選では、最大野党‧国民党から党籍を剥奪され、無所属で立候補した、現職の鍾東錦・県議会議長は午後6時55分ごろ、得票数が11万0740票に達し、ライバルを上回ったとして、勝利宣言を発表しました。また、国民党の謝福弘・候補は、開票から一時間後に、敗北を宣言しました。
与党・民進党の徐定禎‧候補も午後7時ごろ、敗北を認めました。「長いあいだ困難な戦いを続けてきた。県民たちの選択を尊重する」と伝えました。
(編集:許芳瑋/王淑卿)
ソース:RTI
編集:許 芳瑋
2022統一地方選/沈慧虹氏率いる「新竹隊」、敗北宣言
新竹市長選は「三つ巴」の激戦となっていましたが、与党・民進党の候補者、沈慧虹氏が敗北宣言を行いました。
沈慧虹氏は、林智堅・前市長、立法院(国会)における民進党の政治団体の召集人を務める柯建銘・立法委員(国会議員)、そして民進党の8名の市議候補者らと組んだ「新竹隊」のメンバーと共に記者会見を開き、敗北宣言を行うとともに、支持者に深々とお辞儀をしてずっと強くサポートしてくれたことに感謝の気持ちを伝えました。
沈慧虹氏は、それでも明日は新竹の風が吹く。この45万人以上の人口を抱える都市はまだまだ前を向いて進み続ける。この8年、皆さんとずっと一緒に歩んできたと語り、支持者に、悲しまないで、ため息をつかないで、「私たちは輝かしい新竹人だ」、「私たちはみんな風の子だ」、家に帰ったらしっかりとご飯を食べ、しっかりと寝て、しっかりと休み、心を穏やかにして、自分の周りの大切な家族や友人に優しくし、みんなお互いに大切にし合い、共に心の傷を癒して欲しいと語りました。
また沈慧虹氏は、ライバルである台湾民衆党の候補者、高虹安氏の勝利を祝福し、選挙後もこれまで同様に、共に団結して、新竹市がさらに良く、輝き続けていきたいと話しました。
(編集:中野理絵/王淑卿)
ソース:RTI
編集:中野理繪
離島・連江県、国民党の王忠銘氏が勝利宣言
現在、開票が行われている統一地方選で、離島・連江県の候補者、最大野党・国民党の王忠銘氏が勝利宣言を行い、県民に感謝を述べ、選挙終了後、馬祖エリアの社会が少しでも早く調和を取り戻し、馬祖の未来のために共に前を向いて助け合っていきたいと話しました。
王忠銘氏は勝利宣言を行った後、今回の選挙戦では社会の調和が分断された。しかし、未来の世代に永続的な幸せをつないでいきたい。劉增應・現県長(県知事)や国民党の陳雪生・立法委員(国会議員)の足跡を追いながら、一歩一歩前進し、さらに努力して団結し、馬祖の未来のために頑張りたいと語りました。
王忠銘氏はメディアのインタビューに対し、地元の人たちにとって小さなことでも、連江県にとっては大きなことだ。絶対にやり遂げる。そして家族の寛容さにも感謝していると述べました。
(編集:中野理絵/王淑卿)
ソース:RTI
編集:中野理繪
台北市長選、与党・民進党の陳時中・候補が敗北宣言
26日に行われる統一地方選挙の一つである、北部・台北市の市長選挙に立候補した、与党・民進党の陳時中・候補が26日午後7時に、敗北宣言を発表しました。
陳時中・候補は選挙に出馬する前、台湾の厚労省に類似する、衛生福利部の部長(大臣)を務めており、台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部「中央感染状況指揮センター」の指揮官も兼務していました。不眠不休で新型コロナウイルスと戦っていたことから日本では「鉄人大臣」として知られています。
陳時中・候補は敗北宣言の中で、支持者に対して努力が足りず皆さんをがっかりさせてすみませんと謝ると共に、ライバルの最大野党・国民党の蒋万安・候補にも電話し、その当選を祝賀し、蒋万安・候補が今後台北市をより良い都市として建設るよう期待を寄せました。
陳時中・候補はさらに支持者に対して、蒋万安・候補がリードする台北市を支持するよう呼びかけました。
陳時中・候補は、最後に神様が台湾、そして台北をご加護するよう願いました。
ソース:RTI
編集:王淑卿




















