立法院外交及び国防委員会が24日、国家安全局の陳明通・局長、外交部の呉釗燮・部長、行政院大陸委員会の邱垂正・副主任委員を招いて「G20終了後の国際関係の変化が我が国の安全保障に及ぼす影響」について報告させ、質疑に答えさせました。
呉釗燮・外交部長は報告の中で、アメリカと日本などの重要な民主主義国家が台湾海峡の平和と安定を重視する立場は変わっていない。しかし、中国の台湾に対する安全面の脅威はこれからさらに高まり、外交上の圧迫もさらに強まっていく。中国はロシア・ウクライナ戦争と朝鮮半島の核兵器の脅威を外交手段として利用し、西側陣営の団結を破壊しようとする。例えば、最近、ヨーロッパの国々に好材料を提供し、西側陣営の安定と団結を破壊しようと企てるのがその例だと説明しました。
一方、国家安全局の陳明通・局長は、報告の中で台湾海峡の平和と安定は国際社会の共通の願いだ。各方面が台湾海峡の平和とインド太平洋地域の安定と繁栄を共に守る中、台湾の戦略的地位と重要性が日増しに高まっていると指摘しました。
陳明通・局長は、米中の戦略的競争と集団化した対抗が日増しに明らかになっている。ロシア・ウクライナ戦争と北朝鮮の挑発行為は、国際情勢に影響を与えている。中国の政治指導者、習近平氏は「元首外交」を始めているが、国際社会は中国共産党に対して依然として警戒心を抱いており、共に台湾海峡の平和と安定を維持することを希望していると分析、今後も国家の安全と社会の安定の確保に尽くすとしました。
ソース:RTI
編集:王淑卿
ソース:RTI