最大野党・国民党所属の盧秀燕氏が台中市長の続投に成功しました。盧秀燕氏は前回の市長選に参戦したときから「ママ市長」をアピールし、社会福祉と教育政策に力を入れてきました。学識者の間では、台中は“(台湾の)スイング・ステート”と呼ばれており、選挙結果から見ると、盧秀燕氏はイメージ戦略において成功ともいえるとしています。
盧秀燕氏は、前回の台中市長選挙に参戦したときから「ママ市長」とアピールしており、大気汚染対策や、経済政策に力を入れ、台中市政を引き継いでから、選挙公約であった、高齢者の健康保険料補助を実現しただけでなく、各種教育分野や社会福祉政策の強化、公的な託児施設を増やすなど、高齢者や子供のサポートをアピールし、若い世代の負担を軽減しています。
盧秀燕氏はメディアの取材を受けた際、市長就任後、「始められないものをはじめ、完成できないものを完成させる」と言うスタイルを堅持しており、数々の重要な建設を推進し、メディアの各項目での評価成績は全て1位だ。大型プロジェクトはママ市長、女性でもできると強調しました。
台湾の私立東海大學政治系の張峻豪・教授はインタビューを受けた際、台中市は多くの人から“(台湾の)スイング・ステート”と呼ばれている。2014年、2018年の台中市長選挙を見てみると、台中の中間層の力が非常に強く、選挙戦の過程において、いかにして有権者から嫌われないようにするかが重要である。選挙結果を見るに、盧秀燕氏のイメージ戦略は成功であると言えるとの見方を示しました。
(編集:中野理絵/王淑卿)
ソース:RTI
編集:中野理繪
ソース:RTI