投票日が近づいてくるにつれて、「選挙症候群」に陥った人が続出。
投票日まで1ヶ月を切った今、有権者たちの気持ちが世論調査や新聞報道に左右されています。
与党、民進党の総統候補、蔡英文・総統の支持者:「韓国瑜の顔を見たら、寝られないし、食べられなくなる」
野党、国民党の総統候補、韓国瑜・高雄市長の支持者:「たしかに今の状況に焦りを感じている」
このような選挙の状況に特に気にしている人は、投票日が近づいてくるにつれて、どんどん増える一方です。でも、精神状態が体にも悪影響をもたらしました。苛立ちや不眠、食欲不振など、心身の不調が起き、「選挙症候群」に陥った人もいます。
精神科医、楊聰才・医師は、「ひどい時は妄想性障害になることもある。自分に神通力があるから、支持している候補者は必ず当選できると思う患者がいる。敵対陣営が彼の神通力を知ったら、彼を監視に来ると思い込んでいる。」と例を挙げました。
精神科医の統計によりますと、投票日の前後1ヶ月間、精神科医学の受診人数が通常の2割増となります。選挙に入り込みすぎて、心身状態に影響をもたらすことを防ぐよう、インターネットやテレビの選挙情報を見る時間を減らすほか、注意力をほかのことに向けるのもいい方法だということです。
楊・医師は、「規則正しい生活を送ることや、運動の習慣をつけることがおススメ。何事も自分のできる範囲ですればいい。選挙は勝ちもあれば、負けもあるから」とアドバイスしました。
選挙があるたびに、気持ちが上がったり下がったりしないよう、心身状態をしっかり調整して、選挙に臨めばいいということです。
(編集:林蕙如/王淑卿)
新聞來源:RTI
編集:林蕙如