台湾海峡両岸間の交流と両岸関係の平和的な発展を促すことを目標とする台湾のシンクタンク、「両岸政策協会」が11月26日に「最近の両岸関係に関する議題と2020年次期総統選挙の投票意向」に関する調査の調査結果を発表した。調査が示すところでは、蔡英文・総統の施政に対する満足度は、これまで同協会が行った一連の調査の中で、初めて50%を上回った。次期総統選挙に立候補する与党・民進党、最大野党・国民党、野党・親民党の三組の候補者のうち、民進党の蔡英文・頼清徳コンビが50%の支持を受け、国民党の韓国瑜・張善政コンビの28.3%を上回っている。
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「両岸政策協会」が先ごろ、香港の情勢、蔡英文・総統の施政に対する満足度、次期総統選の支持傾向などについて調査を行い、11月26日に調査結果を発表しました。
調査結果が示すところでは、調査を受けた人のうち、民進党の蔡・総統には台湾の主権を守る能力があると答えた人は52.1%、国民党の韓国瑜氏は21.6%、親民党の宋楚瑜氏は7.2%でした。この三組の正副総統候補のうち、民進党の支持率が50%、国民党が28.3%、親民党が7.8%です。これまで同協会が行った一連の調査の中で、蔡・総統の支持率が50%を上回ったのは初めてです。民進党の公認候補の支持率が50%を上回ったのも初めてです。
しかし、この調査では香港の区議選の選挙結果や王立強氏の中国スパイ容疑について聞きませんでした。調査結果の発表記者会見に出席した、台湾国際法学会の林廷輝・副秘書長は、「民進党の公認候補の蔡英文・総統と国民党の公認候補の韓国瑜・高雄市長の支持率の差は、20ポイントに達している。もう政治的な手段によって選挙を操作する必要がなくなっている。向こう一ヶ月、外部の力が選挙に介入することが発生する可能性が極めて低い」との見方を示しました。
この調査では、比例代表に対する支持も聞かれました。その結果、民進党の支持率が最も高く34.7%で、国民党が25.9%、台湾民衆党が6%、親民党が4.2%でした。林廷輝・副秘書長は、2016年に比べて親民党の支持率が半減したため、親民党が国会での議席を伸ばすのが困難だとの見方も示しました。
(編集:王淑卿)
新聞來源:RTI
編集:王淑卿


















