台東県と屏東県を走る道路、台9線「南廻公路」は、9年の整備を経て、今月23日に全線開通した。道路の拡幅工事と新たなトンネルと高架橋で急カーブの箇所が解消され、台東・屏東両県間の所要時間が約30分短縮された。(写真:交通部公路総局/提供)
台湾南東部・台東県と台湾最南端・屏東県を走る道路、台9線「南廻公路」は、9年の整備を経て、23日に全線開通しました。蘇貞昌・行政院長は23日の開通式典で、工事関係者の協力に感謝を述べました。
蘇・院長:「今日を迎えられたのは、数え切れない方々の努力のおかげだ。誠に感謝している」
新たに開通した台9線「南廻公路」は、急カーブの箇所が解消されたことにより、台東県から屏東県までの所要時間は30分短縮されました。なお、台9線は全長474.3キロから20キロ短縮され453.8キロとなり、「台湾一長い公路」の座を台1線(461.081キロ)に譲りました。
工事の最大難所は、台東・屏東両県を結ぶ、全長4.6キロの草埔トンネルです。地盤が軟弱であるため、工事が始まった後は、湧き水に伴う土砂の崩落は、36回も発生しました。
夜空の下で輝く高架橋、金崙大橋。巨大なドラゴンのように、山々の間を走る台9線。9年間をかけて、幾多の困難を乗り越えて開通した台9線「南廻公路」の美しさを、この目で確かめてみてはいかがでしょうか。
(編集:曾輿婷/王淑卿)
新聞來源:RTI
編集:曾輿婷