ヘリ墜落事故、韓国瑜:「台湾は邪気に取りつかれたか」

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蔡英文・総統はフェイスブックで、「韓・市長はその軽い発言を反省し、犠牲者の遺族と国軍、国民に謝るべき」と批判している。

最大野党、国民党の総統公認候補、韓国瑜・高雄市長は、5日に桃園市で行われた決起集会で、参謀総長ら8人が死亡した空軍ヘリコプター墜落事故について発言をし、議論を呼んでいます。

 

「中華民国の建軍から数十年、参謀総長と総士官長などの高官が一気に死亡したことはなかった。国運も恵まれていなかった。一体どうしたのか。台湾は誰かの恨みを買ったのか。台湾は邪気に取りつかれたのか」

 

韓・市長の発言について、蔡英文・総統はフェイスブックで、「台湾の未来は決して失格のリーダーに託せない」と批判しています。

蔡・総統は、「軽蔑で失格の言葉で、国民の傷跡に塩を塗るなど、韓・市長は、その軽い発言を深く反省し、犠牲者の遺族と国軍、国民に謝るべき」と述べました。

 

韓・市長は5日に、台湾北部、桃園市、新北市と台北市で支持固めを図りました。近日ネット上で韓国瑜・市長の暗殺予告が繰り広げていることに対し、韓・市長は、「台湾の治安を信じている。台湾の民主は十分成熟しているから、防弾ベストは着ない」と話しました。

 

韓国瑜・市長は、5日の午後、出身地の新北市中和区に戻り、地元の住民から歓迎を受けました。一方、韓・市長の妻、李佳芬氏も、台湾中部、南投県で、野党・国民党の立法委員候補とともに、票を集めていました。

 

李佳芬氏は「ありがとうございます。今日はお疲れ様でした」と挨拶をし、すべてが順調だったと話しました。

ところで、韓国瑜・市長がヘリコプター墜落事故に対する発言は、まだまだ議論が沸騰しています。

 

(編集:曽輿婷/王淑卿)

 

 

新聞來源:RTI
編集:曾輿婷