台北市長選、候補者番号の抽選実施

台北市長選挙、候補者番号の抽選が19日に行われた。「4」を引いたのは、再選を目指す現職台北市長、柯文哲候補の代理人。(写真:CNA)

11月24日に投票が行われる台湾の統一地方選挙まで、1カ月余りを残すだけとなりましたが、そのうち最も注目されている台北市長選挙で、19日、候補者番号の抽選が行われました。台北市長選挙には、5人が立候補しています。抽選は、立候補登録の順番で行われました。

まず、台湾大学教授の李錫錕(リ・シャクコン)候補は、5番を引きました。

続いて、最大野党・国民党公認の丁守中(テイ・シュチュウ)候補が2番を引きました。

与党・民進党公認の姚文智(ヨウ・ブンチ)候補が3番を引きました。それぞれ、手で勝利をサインを出しています。

現職市長の柯文哲(カ・ブンテツ)候補は、代理人の小野(ショウヤ)氏が4番を引きました。

最後に、損害保険会社幹部の呉萼洋(ゴ・ガクヨウ)候補が1番を引きました。

各候補は、それぞれの数字を使い、ダジャレも交えて縁起を担いでいました。

そのうち、国民党の丁守中候補は、2番というのは、勝利の「V」サインであり、それだけでスローガンもいらないほどだ、と語ります。

丁守中候補は、「2番というのはいいですね。手で勝利の「V」サインを出すだけですみますから。台北市は勝利し、成功しなければなりません。企業の誘致を強化し、若い人たちの起業を強化し、都市の競争力を高め、再開発を進めなければならない。すべてに勝利する必要があります」と話します。

民進党の姚文智候補は、三つ巴の戦いにたとえています。

姚文智候補は、「三つ巴の戦いで、競争から抜け出します。台北市は新しい服に着替えましょう。昔、謝長廷さんが高雄市長に挑戦した時、選挙を手伝いました。その時も3番でした。とても苦しい戦いでしたが、最後に逆転して勝利した。その時の番号です」と話します。

現職の柯文哲候補の代理の小野氏は、私たちは迷信を信用しない、4は台北市の未来のために、柯文哲市長がさらに4年間、市政を担当するという意味だ、と語ります。

小野氏は、「台北市はチェンジを続けます。柯文哲市長は、これまで4年間、皆さんのために全力を尽くしてきました。市民の皆さん、不眠不休で。彼にあと4年間を与えてください。柯文哲市長は、市民のことを最も大切に考えています」と話します。

最後に1番を引いた呉萼洋候補は、「この番号は、天が与えてくれたものです。ぜひ当選させていただき、台北市にとって1番の公僕になりたい。この選挙を通じて、自分の理想と善意を台北市中に広めたい」、と話しています。

この台北市長選挙を含む統一地方選挙は、11月24日に台湾全土で一斉に投票が行われます。